RACE REPORT

Rd.4 MOTEGI JSB1000

ROUND3

10月17日(土)、18日(日)

ツインリンクもてぎ

栃木県

JSB1000

渡辺一馬選手が地元戦で4位入賞

ホンダのホームコースであるツインリンクもてぎで開催される全日本ロードレース選手権第4戦。栃木県出身の渡辺一馬選手、そして開発拠点があるケーヒンにとっても今大会は地元でのレースとなる。
早いもので2020年シーズンもここから後半戦。清成龍一選手がシリーズランキング2位につけ、戦いが始まった。

10月17日(土)

予選

Result

清成龍一選手

R1 02

R2 02

渡辺一馬選手

R1 08

R2 07

天候:雨| 気温:11℃ | 路面状態:ウェット

10月17日(土)10時25分、冷たい雨が降り続き完全ウェットコンディションのなかでJSB1000クラスの公式予選が開始された。
一時トップタイムに浮上する走りを見せた清成龍一選手はベストタイム1’59.215、セカンドタイム1’59 .738を記録してレース1、2ともに2番手スタート。渡辺一馬選手はベストタイム2’00.982、セカンドタイム2’01.077でレース1を8番手、レース2を7番手からスタートすることとなった。

10月17日(土)

決勝レース1

Result

清成龍一選手

04

渡辺一馬選手

08

周回数:15 | 天候:雨 | 気温:11℃ | 路面状態:ウェット

冷たい雨は一向に止むことなく、14時05分に決勝レース1が幕を開けた。
スタート直後にS字コーナーで2台の接触による転倒があり、マシンが炎上、赤旗中断となった。ウォームアップランをはさんで21周のレースがリスタートした。このスタートで清成選手は5番手、渡辺選手は9番手とともに順位を落としてしまう。しかし3周目、清成選手は岩田選手(Team ATJ)、加賀山選手(Team KAGAYAMA)を立て続けにパスし、3番手に浮上する。15周目、ペースが落ちてきた清成選手は加賀山選手にかわされ4位に、一方の渡辺選手は前田選手(YAMALUBE RACING TEAM)を抜き、8位にポジションを上げた。さらに順位を上げようとしていた16周目に転倒車両がコース上に残された状態となり再度赤旗中断、規定周回数を超えていたためそのままレースは終了し、15周目の通過順位で清成選手4位、渡辺選手8位という結果となった。

10月18日(日)

決勝レース2

Result

清成龍一選手

渡辺一馬選手

04

周回数:21 | 天候:曇り | 気温:18℃ | 路面状態:ドライ

10月18日(日)、前日までの雨は上がり、午前中には日も差したツインリンクもてぎだったが、午後には日がかげりはじめ肌寒さを感じる気候となった。JSB1000クラスの決勝レース2は朝方の濃霧の影響で開始が10分遅れて、当初の23周から2周減算の21周で争われた。
15時05分にレースがスタートし、清成選手は一時4番手となるが2周目には加賀山選手(Team KAGAYAMA)を抜き3番手にポジションを上げた。前を行く2台を追いかけ、2位を走る中須賀選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)との差を徐々に詰め1秒を切る争いに持ち込む。2台は僅差で周回を重ね、14周目には0.2秒以内に差が縮まる。パスするタイミング、隙を模索する清成選手だが、中須賀選手も深いブレーキングで、隙を見せない。清成選手は最後まで中須賀選手をマークし続けるも、ポジションは変わらず3位でチェッカーとなった。渡辺選手は4周目に5位まで浮上し、レースを展開。終盤、背後に迫ってきた濱原選手(Honda Dream RT 桜井ホンダ)と5位争いを繰り広げるもこれを制し、5位フィニッシュとなった。

レース終了後、清成選手の車両に対して抗議が提出され、車両検査の結果、ブレーキ冷却用の「エアダクト」装着に関する車両違反が確認され、清成選手に失格の裁定が下った。この結果を受け、渡辺選手の順位が4位に繰り上げられた。
チームはこの判定を受け入れ、ルールをあらためて見直し認識をあらたに参戦することを誓った。

Rider
Point

清成龍一
選手

Point 18

渡辺一馬
選手

Point 34

Comments

伊藤真一 監督

今回の決勝レース1では、上位陣とは違うタイヤ選択をしました。事前テストでのデータやライダーとの話し合いで決めたのですが、それがライダーの足を引っ張ってしまいました。
事前にしっかりと準備をしたのですが、気温が下がり、路面温度も考えていた以上に低く、雨量も増えて行くという状況にチームとして対応しきれず、ライダーに気持ちよく走ってもらえる環境を整えることができませんでした。

決勝レース2は清成選手が中須賀選手とバトルをしてくれたことで、ハード面やライダーとしての課題など、さまざまなことが見えたレースになりました。
今回のレースでヤマハに追いついたとは思っていませんが、追いつくための貴重な課題を得ることができました。
しかしチームの認識不足で、付けてはいけないパーツを装着していたと指摘され、失格という判定が出てしまったことを申し訳なく思っています。
チームとして、真摯に受け止め改善してまいります。サポートしていただいている皆さんにも大変申し訳なく、残念な報告となりました。このようなことが起きないように気を引き締めます。

最終戦鈴鹿では、喜んでいただける結果を届けられるようにチーム一丸となって挑んでまいります。

清成龍一 選手

ウェットでもドライでも解決したい課題は同じで、バイクのバランスをとるために試行錯誤しています。今回の予選では、これまで試したことのないセッティングで走行しましたが、思うような方向ではなく、良いところが出るとネガが出るという状況が続いています。ですがそれを試して行くことで答えが見つかるはずなので、根気良く取り組むしかないと思っています。

決勝レース1向けてはチームと相談しながらセットを固めました。タイヤ選択ではブリヂストンタイヤを履くのは今年からなので、タイヤへの理解の深い伊藤監督、渡辺選手の意見を聞き、最終的に自分で選択をしたレインタイヤを装着しました。しかし、それを上手く機能させられませんでした。思うようなペースで走ることができずに、4位となってしまいました。

レース2は中須賀選手の後ろにつき、パスするタイミング、場所を探りながら周回を重ねましたが抜くことができないままチェッカーとなりました。
まだまだ速さが足りない部分がありますが、ここまで近くに迫れたことは収穫でした。チームと協力してさらにマシンを仕上げて競争力を上げて行きたいです。
3位で表彰台に登ることができましたが、最終的には失格となってしまいました。自分を支えてくれたスタッフ、チームの落胆を見ると残念な気持ちが大きくなりますが、気持ちを切り替えて最終戦に挑み、今年の集大成となるレースをしたいと思います。

渡辺一馬 選手

事前に雨の走行を経験することができていたので、雨の予選も走り出しの感覚は悪くなかったのですが、予選ではタイムアップしきれずにポジションを上げることができませんでした。
決勝レース1はしっかりと追い上げて行くことを想定して、ハード目のタイヤを選択しましたが、想定していた以上に雨量が多くなり、追い上げるまでに時間がかかりました。
ポジションを挽回している時に赤旗が提示されてしまいチャンスをつかみ切れずに終わってしまいました。

決勝レース2のスタートは良く、3コーナーの位置取りも良かったのですが、追い上げのレースになりました。ガソリンの量が減った中盤から終盤にかけてフィーリングが良くなりましたが、思っていたような結果を出すことができませんでした。
ここまで6戦を消化し、走るごとに内容は良くなり進歩を感じているので、最終戦の鈴鹿では清成選手と一緒に表彰台に上がり、シーズンを締めくくることができるように頑張ります。