RACE REPORT

Round 6 SUZUKA

ROUND6

10月24日(土)、25日(日)

鈴鹿サーキット

三重県

ハンディに苦しむも堅実な走りでポイント獲得

前戦で貴重な1ポイントを獲得し、ランキング3位で迎えたSUPER GT第6戦「FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE」。
次の第7戦からはウェイトハンディが半減されるため、シーズン最大のハンディとなる今大会。KEIHIN REAL RACINGはウェイトハンディ88kg(レギュレーションにより前戦に引き続き、燃料リストリクター3ランクダウン+38kgのウェイト)で戦いにいどむこととなった。
そして、今回は塚越広大選手がSUPER GT参戦100戦目をむかえる記念すべき大会。通過点であることは間違いないが、この大切な1戦を良い結果で終えられるよう、チームはより一層気を引き締めてサーキットに入った。

10月24日(土)

公式予選

Result09

天候:晴れ | 気温:20℃(14:30時点) | 路面温度:30℃(14:30時点) | 路面状態:ドライ

予選方式:ノックアウト方式

10月24日(土)は前日に降った雨は止み、やや肌寒いものの秋晴れのもと、公式予選が行われた。
公式予選1回目(Q1)を担当するのは今大会でSUPER GT参戦100戦目をむかえた塚越広大選手。スタートから1分経過したところでコースインし、まさにアタックに入ろうとしたタイミングで23号車(MOTUL AUTECH GT-R)が激しくクラッシュし、赤旗中断となる。マシンの回収作業が終わり、残り時間5分で予選は再開された。塚越選手は再度全神経を集中し、アタックに入り1’46.529のタイムを記録するが、コンマ2秒差で9位となり、予選2回目(Q2)へ進出することができなかった。しかし、ウェイトハンディが厳しいなかでは翌日の決勝レースに期待を持てるポジションをキープすることができた。

10月25日(日)

決勝

Result10

周回数:52 | 天候:晴れ | 気温:20℃(13:00時点) | 路面温度:32℃(13:00時点) | 路面状態:ドライ

10月25日(日)も快晴となり、予定通りの13時から52周の決勝レースがスタートした。
スタートドライバーはベルトラン・バゲット選手。隊列が整わないなかでスタートがきられ、少し出遅れたかのように見えたが、後続のマシンをしっかりおさえてオープニングラップは9位キープで通過する。KEIHIN NSX-GTはウェイトハンディの厳しさとも戦いながら8周目までポジションを守るが、9周目で後続車に先行を許し、13位までポジションを落としてしまう。ピットインのミニマム周回となる18周目にピットインし、塚越選手にドライバー交代、タイヤ交換、給油を迅速に済ませてコースに復帰する。
しかし、交換後のタイヤが温まり、追い上げをはかろうとした22周目にGT300クラスのマシンがコースアウトし、セーフティカーが導入されることとなった。27周目にリスタートするが、その周の130Rでのバトルで行き場を失いコースアウト。最後尾までポジションを落としてしまった。しかし、塚越選手はあきらめることなく周回を重ねていく。他車のトラブルなどがあり、36周目に11位までポジションを上げ、あと1台パスすればポイント圏内…。前を走る39号車(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を虎視眈々と狙い、チャンスがきた46周目。GT300クラスのマシンに詰まった39号車をするりとパスし、10位となり貴重な1ポイントを獲得した。

ウェイトハンディに苦しんだこの2戦でしたが、着実にポイントを重ねることができ、次戦もてぎ大会にはドライバーランキングとしてはトップから2ポイント差でのぞむこととなります。しかし、非常に拮抗したチャンピオンシップ争いとなっておりますが、もてぎは第4戦で優勝をおさめたサーキットです。KEIHIN REAL RACINGの力強い走りをお見せできるように戦います。

Team
Point

Point 04

Driver
Point

Point 01

Weight
Handicap

Point 88

Lap Chart

Comments

金石勝智 監督コメント

フリー走行ではコーナリングはそんなに悪くない状態でしたが、やはりウェイトハンディの影響でストレートスピードの遅さがタイムに如実にあらわれ、前戦の富士大会と同様の苦しさがありました。
予選Q1を塚越選手に担当してもらい、非常に良いアタックだったのですが、わずかの差でQ2へ進出することができませんでした。
決勝レースのスタートはバゲット選手が最初から頑張ってくれていましたが、タイヤのタレが出てきたのでミニマム周回数でピットインしました。その後、塚越選手に代わってからは一度14位まで順位を落としましたが、まわりのトラブルやペナルティもあり、10位で1ポイントを獲得することができました。前回と同じになりますが、「この1ポイントがシリーズタイトル獲得のために大切なポイントだった」と証明するために残り2戦を全力で戦ってまいりますので、応援よろしくお願いします。

塚越広大 選手コメント

今回も前戦の富士大会に引き続き、燃料リストリクターの制限が3ランクダウンとウェイトがあり、厳しい状況でのレースとなりました。
フリー走行からマシンのセットをいろいろ試し、アンダーステアが少し強かったのでその調整をメインに行いました。予選ではQ1を担当し、アタック自体は悪くありませんでしたが、やはりハンディの関係もあり、9位となりました。しかし、ランキング上位の他のマシンよりは前に出ることができたのでまずまずの結果だったと思います。
決勝レースの前のウォームアップ走行の20分間でもアンダーステア対策をバゲット選手が行い、レースにのぞみました。
決勝レースがスタートしてからもやはりアンダーステアが厳しいということで予定より少し早めにピットインし、後半スティントにのぞみました。ピットアウトしてからすぐにセーフティカーが入り、僕たちにとってはあまりよいタイミングではなかったので、そこでいくつかポジションを落とすこととなりましたが、その後もプッシュし続けてなんとか10位でゴールし、1ポイントを獲ることができました。
今回は僕自身のSUPER GT参戦100戦目、それもリアルレーシングで走り続けての100戦ということで、レース前にたくさんのサプライズや関わってくださっているたくさんの方からメッセージをいただき、本当にこのチームで走ることがすごく嬉しく、あらためて誇りを感じる週末でした。
次戦のもてぎはウェイトハンディも半減されますので、また優勝してポイントをしっかり獲れるようにベストを尽くします。次戦も応援よろしくお願いします。

ベルトラン・バゲット 選手コメント

前戦と同様に厳しいウェイトハンディで迎えた今大会は、やはり厳しい週末となりました。
フリー走行の走り出しではマシンのフィーリングは同じ鈴鹿サーキットが開催された第3戦よりもはるかに良いと感じました。トップ集団と同じようなタイムを出すことはできませんでしたが、同様のハンディを持つライバルチームとはラップタイムに違いはないようでした。
予選はQ2に進出することが目標でした。Q1を担当した塚越選手は、セッション序盤の赤旗で厳しいアタックとなりましたが、素晴らしいアタックをしてくれて予選を9位で終えることができました。
決勝レーススタート前のウォームアップ走行では最初アンダーステアを感じましたが、ユーズドタイヤを使用してロングランを行い、解決策を見つけたのでレースには自信をもっていました。
決勝レースのスタートではシグナルのスタートタイミングが早かったような気がして、少し遅れをとることになりましたが、1周目のあいだにリカバリーすることができました。しかし、5周目くらいから急にフロントタイヤのグリップがなくなり始め、アンダーステアが強くなってラップタイムがどんどん遅くなっていきました。ライバルチームと戦うことができず、先を譲ることとなってしまいました。そのため、かなり早いタイミングとなる18周目にピットインし、タイヤ交換をして、塚越選手に交代しました。
その後は期待通り、塚越選手が良い走りをしてくれて10位でゴールすることができました。10位で1ポイントを獲得したことは、燃料リストリクター制限があるなかで最大限の戦いができたと思っているので、とてもうれしいです。
次戦のもてぎはシリーズリーダーから2ポイント差でのレースとなりますので、とても重要なレースとなります。最終戦の富士に向けてチャンピオン争いができるように、このもてぎ大会でベストを尽くしたいと思います。