RACE REPORT

Round 5 FUJI

ROUND5

10月3日(土)、4日(日)

富士スピードウェイ

静岡県

気迫の走りでポイント獲得

2020年SUPER GTシリーズもいよいよ折り返し。前半4戦を終え、KEIHIN REAL RACINGは2勝を挙げ、ドライバーランキングトップで後半戦に突入することとなった。
SUPER GTではドライバーが獲得したポイント1点につき2kgのウェイトハンディが科せられ、さらに51kgからは燃料リストリクターも段階的に制限されるレギュレーションとなっている。第4戦終了時点で43ポイントを獲得しているKEIHIN REAL RACINGはウェイトハンディ86kgとなり、燃料リストリクターは最大の3ランクダウンにくわえ、36kgのウェイトを積むという非常に厳しい状態で戦いに挑むこととなった。

10月3日(土)

公式予選

Result15

天候:曇り | 気温:21℃(15:30時点) | 路面温度:30℃(15:30時点) | 路面状態:ドライ

予選方式:ノックアウト方式

10月3日(土)から行われたSUPER GT第5戦「たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE」は制限があるものの、ようやく観客を動員しての大会となり、サーキットに活気が戻ってきた。
2020年シーズン3回目の開催となった富士スピードウェイはレース日和の秋晴れに恵まれ、9時15分より公式練習がスタートした。予選に向けてセットを確認するKEIHIN NSX-GTだが、やはりウェイトハンディの影響は大きく、想像以上に思うような走りをすることができない。フリー走行最後のGT500クラスの占有走行時間で塚越広大選手がアタックするも15番手で終了した。
今回の公式予選もノックアウト方式で行われ、予選1回目(Q1)の上位8台が予選2回目(Q2)に進出となり、上位8台はQ2の結果で決勝レースのグリッドが決定する。15時33分よりGT500クラスのQ1がスタートし、塚越選手がステアリングを握る。残り時間7分30秒のタイミングでピットアウトする。しっかりとタイヤを温めてアタックに入り、ミスなく1周をまとめるが1’29.688で15番手タイムとなり、悔しいQ1敗退となった。

10月4日(日)

決勝

Result10

周回数:66 | 天候:曇り | 気温:22℃(13:30時点) | 路面温度:29℃(13:30時点) | 路面状態:ドライ

決勝日の10月4日(日)は朝方には雨が降ったが、決勝レースが始まる午後は雨は降らず、曇り空で比較的過ごしやすい気候となった。
定刻通りの13時30分よりフォーメーションラップがスタートした。スタートドライバーをつとめるのはベルトラン・バゲット選手。スタート直後にアクシデントが発生。前を走る3号車(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)のフロントカウルが飛び、コース脇にストップ。バゲット選手はその混乱をうまく回避し、11位までポジションを上げる。翌周からセーフティカーが導入され、5周目にレースがリスタートされる。バゲット選手はウェイトハンディでスピードが乗らないマシンを懸命に走らせるが8周目には14位までポジションを落としてしまう。しかし、粘り強い走りで着実に1台ずつパスしていき、25周目には19号車(WedsSport ADVAN GR Supra)を抜いて10位までポジションを上げる。この頃から続々とピットインするマシンが増え始め、KEIHIN NSX-GTも27周目にピットインし、塚越選手にドライバー交代、ピット作業を終えて10位でコースに復帰する。
塚越選手に代わってからもペースを上げて前を追い上げることが難しく、32周目には38号車(ZENT GR Supra)、33周目には19号車にパスされてしまい、12位になる。しかし、塚越選手はあきらめることなく前を追い続ける。60周目には36号車(au TOM’S GR Supra)をパス、64周目に23号車(MOTUL AUTECH GT-R)がピットインしたことでポジションを10位まで上げ、そのまま10位でチェッカーを受け、1ポイントを獲得した。

今大会は想像以上のウェイトハンディに苦しめられ、もどかしい週末となりましたが、あきらめず戦うことで貴重な1ポイントを獲得することができました。この1ポイントがシリーズチャンピオンを争ううえで大切なポイントになると思います。 次戦の鈴鹿大会も厳しい1戦になりますが、しっかり準備をしてのぞみます。

Team
Point

Point 04

Driver
Point

Point 01

Weight
Handicap

Point 88

Lap Chart

Comments

金石勝智 監督コメント

ウェイトハンディだけが理由ではありませんが、フリー走行では想像以上のストレートスピードの遅さに戸惑い、セッティングの方向を見失いかけましたが、みんなで一度冷静になり、今までのスタンスを崩さないようにつとめました。
予選Q1は塚越選手に担当してもらいましたが、タイヤの温まりが少し悪かったようで、うまくまとめられずにQ1敗退となりました。
決勝前のウォームアップ走行でマシンの調子を再確認し、比較的良い状態のようだったのでそのまま決勝レースを迎えました。
決勝スタート直後のアクシデントに巻き込まれず、ポジションを上げましたが3リストリクターダウンというパワー差が如実に出てしまい、コーナーで追いついてもストレートで簡単に抜かれるというパターンになってしまいました。しかし、バゲット選手がしっかり粘って走ってくれました。塚越選手の後半スティントではタイヤがなかなか温まらずに苦戦したようです。しかし、最後の数周はとても良いペースで走ってくれたお陰で10位フィニッシュすることができました。
もう少しポイントを獲りたかったですが、粘り強く戦った結果、大事な1ポイントを獲れたので今回のマシンの辛さを考慮すると満足しています。鈴鹿にむけてさらに熟考を重ね、良い状態で戦えるように頑張ります。チャンピオン争いが白熱する大事な1戦になりますので、これまで通りご声援いただけますようお願いします。

塚越広大 選手コメント

ウェイトハンディの影響が予想以上にあり、マシンのセッティングもスピードが遅い分、大きく変更してしまうともともとの調子が良いバランスが崩れてしまうのでその辺りを見極めながらフリー走行を走りました。
予選Q1を担当し、マシンのフィーリングは良かったのですが、やはりハンディの影響が大きく、15番手で予選を終えました。
決勝では前半をバゲット選手が粘り強く走ってくれて、調子も良さそうでした。僕に交代してからは第2戦と同じような感じでなかなかペースを上げることができなかったのですが、残り5周くらいで本来の力が出てきたという感じでした。マシンの調子は良かったのですが、その良さを引き出すまでに時間がかかってしまったので、もっと早く引き出せればポジションを上げられたかな、、、と思っています。最終的にポイントを獲得することはできましたが、自分としてできることがもっとあったと思うので、悔しいレースになりました。
次戦の鈴鹿も厳しい戦いになると思いますが、精一杯走ってポイントをさらに重ねていきたいと思います。

ベルトラン・バゲット 選手コメント

本当にタフな週末となりました。とても難しい状況になることは予想していましたが、これほどとは思っていませんでした。
練習走行ではまずはマシンの状況を把握することから始まりましたが、マシンにパワーを感じることができず、ストレートスピードがないことを痛感することとなりました。しかし、ロングラン時のタイヤ選択は正しいと感じていたので、レースのペースには期待していました。
予選は塚越選手がベストを尽くしましたが、やはり苦戦することとなっていまい、結果は最下位となりました。
この苦しい状況に対して私たちができることはなにもなく、決勝レースをスタートしました。オープニングラップでは前車のクラッシュを回避して15位から11位に上がることができ、再スタートの際もその順位を守ることができました。しかし、残念ながらストレートスピードが足りない自分たちのマシンは、ストレートの度に後車の追い上げに対抗できず、ラップごとにポジションを失うこととなりました。26周目にピットインして塚越選手と交代しましたが、やはり状況は変わりませんでした。
今回のハンディは私たちとって非常に厳しく、チャンピオンシップのポイントリーダーを守ることはできませんでした。とてもフラストレーションの溜まる週末でしたが、次の鈴鹿に向けて気を取り直して戦います。