RACE REPORT

Round 4 MOTEGI

ROUND3

9月12日(土)、13日(日)

ツインリンクもてぎ

栃木県

今季2勝目でシリーズランキングトップに浮上!

AUTOBACS SUPER GT第4戦「FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE」が9月12、13日に栃木県のツインリンクもてぎで行われ、これまでの3戦と同様に無観客で開催された。舞台となったツインリンクもてぎはストップ&ゴーのコースレイアウトのため、ウェイトの影響を受けやすく、ウェイトハンディ46kgを積んだKEIHIN NSX-GTは厳しい戦いとなることが予想された。しかし、1つでも上位でフィニッシュし、チャンピオンシップを優位に戦うための大切な1戦と位置付け、チームはサーキットへ入った。

9月12日(土)

公式予選

Result02

天候:曇り/雨 | 気温:25℃(15:00時点) | 路面温度:29℃(15:00時点) | 路面状態:Q1ドライ、Q2ウェット

予選方式:ノックアウト方式

公式予選が行われた9月12日(土)は雨が降ったり止んだりの、不安定な天候の1日となった。
GT300クラスの予選中も雨が降ったり止んだりを繰り返し、コースコンディションがコロコロ変化していたが、15時11分に始まったGT500クラスの予選1回目(Q1)のタイミングで雨が止んだ。Q1を担当したベルトラン・バゲット選手はスリックタイヤでコースオープンと同時にコースイン。雨で冷えている路面だったが、バゲット選手はしっかりタイヤを温めて4周目にベストタイムを更新し、3番手でみごとQ1を通過した。
続く予選2回目(Q2)も判断に悩む空模様のなか、塚越広大選手がコースオープンと同時にスリックタイヤでコースインする。しかし、急に雨脚が強まり、コースはあっという間にスリックタイヤでの走行が難しいコンディションとなった。塚越選手とチームの迅速な判断により、すぐにピットインし、レインタイヤに履き替えてコースに戻る。残りわずかな時間のなかで少しのミスも許されない状況であったが、塚越選手は完璧なアタックを決め、トップから0.2秒の僅差で決勝グリッドのフロントローとなる2位を獲得した。

9月13日(日)

決勝

Result01

周回数:63 | 天候:曇り | 気温:27℃(13:00時点) | 路面温度:34℃(13:00時点) | 路面状態:ドライ

9月13日(日)の決勝日は朝から好天に恵まれ、サーキットには9月と思えない日差しが降り注いだが、11時40分のウォームアップ走行開始時間には薄暗い雲が上空を覆うようになった。グリッド上にはレインタイヤも用意されたが、ドライコンディションで13時の決勝レースがスタートした。
スタートドライバーをつとめたバゲット選手は危なげなくスタートを決め、トップを走る38号車(ZENT GR Supra)の背後にぴったりと着く。序盤から38号車を猛プッシュするバゲット選手。手に汗握るバトルが続き、ついに8周目、GT300クラスのマシンに詰まった38号車の隙を逃さず、パスしてトップを奪う。そこからバゲット選手はさらに後続とのギャップを広げるべく快走を始めるが、10周目にGT300クラスのマシンと19号車(WedsSport ADVAN GR Supra)がクラッシュし、グラベルで止まったため、セーフティカーが導入され、築き始めたマージンがリセットとなってしまった。しかし、15周目のリスタートで再度バゲット選手は抜群のスタートを決めて、ふたたび後続を引き離しにかかる。
25周目にピットインし、塚越選手へのドライバー交代とピット作業を済ませて3位でコースに復帰する。その2周後にピットインした38号車に一時先行されるがアウトラップでまだタイヤが温まっていないライバルを塚越選手はあっさりパスしてふたたびトップとなる。ライバルたちより速いラップタイムで周回を重ね、約9秒のギャップを築いた46周目、後方のバトルで36号車(au TOM’S GR Supra)のパーツがコース上に脱落し、2度目のセーフティカーが導入されることとなった。10秒以上あったギャップがリセットされてしまい、51周目に緊張のリスタートとなったがKEIHIN NSX-GTの速さは群を抜いていた。ふたたび独走態勢となり、その後も後車をまったく寄せ付けずに63周をキラキラと走り切り、今季2度目の優勝を飾った。

第4戦にして今シーズン2度目の優勝を果たすことができ、たくさんの応援をいただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ドライバーランキングもトップに浮上し、いよいよシリーズ後半戦に入ります。この良い流れをキープしてシリーズチャンピオンを目指して戦ってまいります。
次戦からは規制が緩和され、ファンの皆さんとサーキットでお会いできるようになりそうですので、引き続きたくさんの応援をよろしくお願いします。

Team
Point

Point 23

Driver
Point

Point 20

Weight
Handicap

Point 86

Lap Chart

Comments

金石勝智 監督コメント

フリー走行は雨が降ったり止んだりした影響で難しい路面でのスタートとなりました。マシンが少しアンダーステア気味だったので、Q1に向けてそれを解消できるようにセッティングしました。
そのセッティングがうまくいき、バゲット選手がQ1を突破してくれました。Q2ではスタート直後に路面コンディションが変わり、非常に難しい予選となりましたが、塚越選手が素晴らしいアタックをしてくれてセカンドポジションを獲得できました。重たいウェイトハンディを背負ったマシンでしたが、2人のドライバーが素晴らしい仕事をしてくれました。
決勝前のウォームアップ走行でもマシンのフィーリングが良く、決勝レースも良い戦いができる感触を得ていました。最初のスティントでバゲット選手が38号車に食らいついてトップに立ち、そのまま塚越選手にバトンを渡してくれました。塚越選手も安定した走りで長い周回を頑張ってくれてシーズン2勝目を挙げることができました。
ドライバー、チームだけでなく、サポートいただいているHonda様、ケーヒン様、パートナー様、そしてファンの皆さんのお陰だと思っております。シリーズチャンピオン目指して戦ってまいりますので、残り4戦もたくさんの応援をよろしくお願いします。

塚越広大 選手コメント

フリー走行ではコンディションが安定しないなかでレインタイヤをテストしましたが、タイヤがマッチングしなかったり、自分自身もコースアウトしてしまい、あわただしいフリー走行となりました。ただ、マシンのセットアップ自体はとても信頼できるものがあったので、信じて予選にのぞみました。
予選も午前中と同じくコンディションが不安定でしたが、バゲット選手がQ1を3番手で通過してくれました。Q2では予選開始直後にスリックタイヤからレインタイヤに変えなければならず、難しい戦いでした。ポールを獲れず残念でしたが、0.2秒差の2番手ということで決勝に向けては良いポジションからスタートすることができました。
決勝ではバゲット選手が序盤から38号車を追いかけてくれて、本当にすごいオーバーテイクでトップに立ってギャップを作った状態で戻ってきてくれました。ドライバー交代してからもさらにギャップを築けるようにプッシュし続けました。セーフティカーが入ってしまいましたが、マシンの調子が本当に良かったのでリスタート後もマシンを信じてプッシュすることができました。
正直なところ、今大会はウェイトハンディ的に厳しいレースになるのではないかと予想していましたが、予想に反してマシンの調子がとても良く、僕たちドライバーも良い走りをすることができました。2勝目を挙げることができ、シリーズランキングもトップに立つことができました。これからさらに強いチームになって次戦富士では少しでも多くのポイントを稼ぎ、チャンピオンを獲るために頑張ります。

ベルトラン・バゲット 選手コメント

とても良い予選から始まり、非常に良い週末となりました。
予想外でしたが、とても良いセットアップを見つけることができて、タイヤのコンディションも本当に良かったのでQ1を3位で終えることができました。Q2を担当した塚越選手も素晴らしいアタックで、決勝は2番グリッドから出走することになりました。
レース前のウォームアップ走行でも、マシンのフィーリングが素晴らしいと感じました。ベストタイムを記録しましたし、タイヤも非常に良いグリップを感じていたので、レースに向けて自信を持つことができました。
決勝レースのスタートをしてすぐにトップを抜くことが勝利へのキーポイントになることはわかっていましたが、それは簡単ではありませんでした。プッシュし続けて38号車にプレッシャーをかけましたが、オーバーテイクの瞬間を見つけることはとても大変でした。ですが、GT300との混戦で隙を見つけて、トップになれました。その後は、後続車とのギャップを作るためにプッシュし続けました。しかし、セーフティカーが導入されて、そのギャップを失いましたが、良い再スタートを切ることができて1位のままで塚越選手にマシンを引き継ぎました。塚越選手も本当に速く、素晴らしい走りでした。ふたたびセーフティカーが導入されましたが、再スタートも塚越選手は完璧で、優勝することができて素晴らしい週末となりました。
チームスタッフ、Honda、ブリヂストン、皆さんの素晴らしい仕事に感謝しています。シリーズチャンピオンを目指して後半戦も集中して戦います!