RACE REPORT

Round 2 FUJI

ROUND2

8月8日(土)、9日(日)

富士スピードウェイ

静岡県

圧倒的速さで今シーズン初優勝を果たす

7月に開幕したSUPER GTは3週間のインターバルをおいて、開幕戦と同じ富士スピードウェイで8月8,9日に第2戦が開催された。今大会も無観客での開催となったが、通常のレーススケジュールに戻り、土曜日に公式練習、公式予選が行われ、日曜日に決勝レースが行われた。
前戦でマシンは好調だったものの、エンジンアラーム点灯によるリタイヤを余儀なくされたKEIHIN REAL RACINGはより一層の闘志を燃やし、レースウィークにのぞんだ。

8月8日(土)

公式予選

Result02

天候:曇り | 気温:27℃(15:00時点) | 路面温度:37℃(15:00時点) | 路面状態:ドライ

予選方式:ノックアウト方式

8月8日(土)の公式予選はノックアウト方式で行われ、今回の予選1回目(Q1)はベルトラン・バゲット選手が担当した。15時03分よりGT500クラスの予選が行われ、残り時間8分を過ぎたあたりから続々とマシンがコースインしていくなか、最後までピットに残ったKEIHIN NSX-GTは残り時間6分30秒でピットアウトした。バゲット選手は入念にウォームアップを重ね、3周目にアタックに入り、1’27.925で5番手タイムを記録して予選2回目(Q2)へ進出を果たした。
15時41分より開始されたQ2は塚越広大選手が担当した。KEIHIN NSX-GTは8台のマシンの最後にコースインし、短い時間でのアタックに集中する。塚越選手もしっかりタイヤを温め、アタックラップに入り、セクターベストを更新していく。しかし、直前にアタックしていた8号車(ARTA NSX-GT)にわずかに届かず、1’27.459で2位となり、翌日の決勝はフロントローからのスタートとなった。

8月9日(日)

決勝

Result01

周回数:66 | 天候:晴れ | 気温:30℃(13:00時点) | 路面温度:40℃(13:00時点) | 路面状態:ドライ

8月9日(日)の決勝日は前日よりわずかに日差しを強く感じる13時に決勝レースがスタートした。スタートドライバーをつとめるバゲット選手は完璧なスタートを決め、前を走る8号車を追いながら、後続を引き離していく。GT300クラスのマシンがからみだしてからも8号車と1秒以内の攻防戦を繰り広げ、バゲット選手は焦ることなくチャンスをうかがって走行を続ける。15周目の2コーナーから急接近し、コカ・コーラコーナーで8号車をパスし、ついにトップとなる。そこからは目を見張るほどのペースで、後続とのギャップを広げていく。約6秒のギャップがついたタイミングの30周目でピットイン。
塚越選手へのドライバー交代とピット作業を行うが、ピット作業で若干のタイムロスをしてしまい、約45秒のピット時間でコースに戻る。前半スティントで攻防戦を繰り広げた8号車が35周目にピットアウトしたタイミングでKEIHIN NSX-GTの前でコースに復帰されてしまった。しかし8号車はアウトラップのため、まだタイヤは温まっていない。塚越選手は落ち着いてジワジワと背後に着き、パスするタイミングを狙っていたが、ダンロップコーナーの立ち上がりで8号車が単独スピン。塚越選手は冷静に横を通り抜け、ふたたびトップを奪還する。
残り周回数は30周。後ろを快走する36号車(au TOM’S GR Supra)とのギャップは20秒あったが、周を重ねるごとに17秒、16秒、14秒、、、と迫ってくる。塚越選手は冷静にタイヤ、燃費をしっかりマネージメントしながら周回を重ねていく。残り周回数が減っていくごとに、どんどん緊張感が増していくピット内であったが、最終的に15秒以上の差をつけたままファイナルラップに突入し、青く輝くKEIHIN NSX-GTが単独でモニターに映しだされ、みごとトップでチェッカーを受けた。

2018年開幕戦以来の優勝を飾ることができました。それ以降、応援してくださるすべての皆さんにはもどかしい想いをさせてしまいましたが、変わらずにあたたかい応援をいただいたことが今回の優勝につながりました。この勝利が今のこの大変な時期を乗り越えようとする皆さんの活力の僅かな一端を担えていたら嬉しく思います。 さらなる高みを目指し、強いチームになれるよう、気を引き締めて次戦の鈴鹿にのぞみますので、引き続き応援よろしくお願いします。

Team
Point

Point 23

Driver
Point

Point 20

Weight
Handicap

Point 40

Lap Chart

Comments

金石勝智 監督コメント

フリー走行は塚越選手から走ってもらい、マシンのフィーリングはそんなに悪くなかったようなので、バゲット選手のインフォメーションも聞きながら、調整していきました。Q1をバゲット選手に担当してもらいましたが、セットを少し変更したところ、かなりオーバーステアになってしまいました。それでもその難しい状況のなか、なんとか5位でQ1を通過してくれました。
戻ってきたバゲット選手からのフィードバックのお陰でQ2を担当した塚越選手が良いアタックを決めてくれたのですが、1コーナーでのわずかなロスで、ポールポジションは逃してしまいました。それでも2位という結果で、翌日に向けて良いポジションを獲得できました。
決勝レースは前を走る8号車が速いことを予想していましたが、バゲット選手が粘り強くついて行ってくれ、ワンチャンスを逃さずトップを奪取してくれました。そこからのペースも良くギャップを広げてくれました。塚越選手に交代したピット作業で少しミスもあり、8号車が前に出られてしまいましたが、しっかりリカバリーしてくれて最後までトップを守り、優勝することができました。
いつも応援してくださる皆さんの声援とドライバー、スタッフも一生懸命頑張ってくれたことが結果につながりました。次戦の鈴鹿もこの調子で頑張ります。

塚越広大 選手コメント

開幕戦はトラブルで最後まで走ることができませんでしたが、マシンの調子はとても良かったのでそのセットをベースに、今回のフリー走行でセットアップを煮詰めました。その結果、僕もバゲット選手も非常に良い感触でしたが、予選に向けさらにセットアップを進めました。
Q1をバゲット選手が担当して無事にQ2に進むことができましたが、少しセットアップを変更し過ぎた部分があったのでその点を修正してQ2に挑みました。Q2ではタイムの出し方やタイヤの使い方をいろいろ考えた結果、他車が2周のウォームアップをしていたところを1周のウォームアップでアタックすることにしました。少しタイムが届かず、2番手で予選を終えました。そこから決勝に向けて、前戦で見つけた非常に良かった部分に今回新たに発見した良いところをあわせてセットアップしました。
決勝レースは8号車と17号車が先行する形でレースが進んでいき、バゲット選手が途中からトップに出てからは差を広げてくれて最高の状態でバトンを受け取ることができました。自分が担当してからのスティントはクリアラップが取れなかったり、思うようにウォームアップができず、スティント前半は運転の仕方が難しく非常に苦しみながら耐えていました。後半は後ろから36号車がとても速いペースで追いついてきていたので、油断できない状況でしたが、最終的にはしっかりギャップを保ったまま優勝することができました。NSX-GTがFRになって初めての優勝ということもあり、より一層うれしいです。
今回チーム一丸となってとても良いレースができ、現在の大変な情勢のなかでもレースで走れることにとても感謝しています。すぐに鈴鹿戦がありますが、ウェイトを積んだ状態でも強い走りで上位を狙っていきたいと思います。

ベルトラン・バゲット 選手コメント

優勝することができて、非常に良い週末となりました。
決勝レースは良いスタートを切りましたが、1周目は8号車を抜くことはできなかったので、後ろで少し我慢し、8周、9周目でマシンが前日よりも速くなったと感じ、その後の1コーナーでアタックして、トップに順位をあげることができました。その後もできるだけプッシュし、ピットインまでに後続とのマージンを広げることができました。 後半の塚越選手はタイヤ、ギャップのマネージメントをうまくやってくれて、2人で良いレースをすることができたので、フロントエンジンになったNSX-GTの初めての勝利を獲得することができました。鈴鹿戦も同様に頑張ります!